簡単に実践できて効果の高い英単語の覚え方:芋づる式に記憶する【初心者向け】

目次

忙しい社会人が英単語をできるだけ楽して覚える方法

英単語を覚えるのが嫌になっている方に、楽に覚えられるヒントについて書いてみました。

英単語をたくさん覚えると、リスニングもスピーキングもリーディングも何もかも楽になります。

今回は、ひとつの単語から関連をたどって広げて覚える方を紹介します。

はな

英単語、すぐ忘れちゃう…


この記事はこんなお悩みの解決に役立ちます。

・英語のボキャブラリーを楽に増やす方法を知りたい。
・英単語が記憶に定着しない。
・英単語を覚えたけどリスニングやスピーキングなどの実力があがらない。

品詞をまとめて覚えて、意味の広がりのネットワークを脳につくる

単語をひとつ覚えたら、それだけで終わるのはもったいない!

関連の単語を覚えてしまうと、記憶の広がりが違いますし、かえって忘れにくくなります。

はな

品詞って何だった?

みさお

例を見たらすぐ思い出すよ!

4つの品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞)で覚えてみよう

“Love”という言葉を例に、4つの品詞を見てみましょう。

同じ言葉でも、品詞によって形が変わります、ある程度法則性があります。


私は、楽したいので、1回で何倍も覚えた方が得だと思います。

品詞の変化を追って、ボキャブラリーを楽に、楽しく【楽々】増やしましょう

動詞(verb)

文章では「述語」の役割をします。
「行動」「状態」を表します。

例) Honestly, I love it.
「正直に言うと、これ大好きです。」

名詞(noun)

人や物や場所などの「名称」を表します。
文章では、「主語」や「目的語」の役割をします。

Love is the most important thing in life. 
が人生でいちばん大切なことだ」

形容詞(adjective)

事物の「形や性質」「状態」などを表します。
名詞の前で修飾(説明)したり、be動詞の後ろに置いて主語を修飾します。

Every child needs loving care. 
「すべての子どもたちには、愛情のこもったケアが必要です。」

副詞(adverb)

名詞以外を修飾します。
文章に「時間・場所・状態・頻度」などの情報を付け加えます。

The classic cars have been lovingly preserved. 
「クラシックカーは、愛情を込めて保存されています。」

覚えておきたい英単語の4つの品詞リスト

英語の実用レベルをあげるために、ぜひ覚えておきたい英単語の4つの品詞リストです。

スクロールできます
No.動詞名詞形容詞副詞
1acceptacceptanceacceptable
2achieveachievementachievable
3actactivityactiveactively
4addadditionadditional
5adjustadjustmentadjustable
6admireadmirationadmirable
7adviseadviceadvisable
8annoyannoyanceannoying
9approachapproachapproachable
10attendattentionattentive
11attractattractionattractive
12avoidavoidanceavoidable
13believebeliefbelievable
14bleedbloodbloody
15boreboredomboring
16botherbotherationbothering
17breathebreathbreathing
18buryburialburied
19carecarecarefulcarefully
20challengechallengechallenging
21choosechoicechosen
22clearclarityclearclearly
23collectcollectioncollectivecollectively
24comfortcomfortcomfortablecomfortably
25complexcomplexitycomplex
26confuseconfusionconfused
27considerconsiderationconsiderableconsiderably
28continuecontinuitycontinuouscontinuously
29createcreationcreativecreatively
30curecurecurable
31damagedamagedamaged
32deafendeafnessdeaf
33decidedecisiondecisive
34delightdelightdelightfuldelightfully
35demanddemanddemanding
36derivederivationderivative
37deservedeservedeserving
38destroydestructiondestructivedestructively
39developdevelopmentdeveloping
40diedeathdead
41differdifferencedifferentdifferently
42disturbdisturbancedisturbing
43educateeducationeducative
44embarrassembarrassmentembarrassing
45empowerpowerpowerfulpowerfully
46encouragecouragecourageouscourageously
47endangerdangerdangerousdangerously
48enthuseenthusiasmenthusiastic
49envyenvyenviousenviously
50expectexpectationexpectedexpectedly
51explainexplanationexplainable
52exploreexplorationexploring
53fascinatefascinationfascinating
54firmfirmnessfirmfirmly
55flyflightflying
56forceforceforcefulforcefully
57glorifyglorygloriousgloriously
58growgrowthgrowinggrowingly
59harmharmharmfulharmfully
60hatehatredhatefulhatefully
61healhealthhealthyhealthily
62hopehopehopefulhopefully
63identifyidentificationindentified
64identifyidentityindentifying
65imitateimitationimitativeimitatively
66impressimpressionimpressiveimpressively
67includeinclusioninclusiveinclusively
68indicateindicationindicativeindicatively
69informinformationinformative
70instructinstructioninstructiveinstructively
71insultinsultinsultinginsultingly
72intentintentionintentionalintentionally
73interfereinterferenceinterfering
74introduceintroductionintroductory
75inventinventioninventive
76irritateirritationirritatingirritatingly
77leadleadershipleadingleadingly
78livelifelivelylivingly
79livelifealivelivingly
80loselosslost
81modernisemodernitymodern
82movemovementmovablemovingly
83narrownarrownessnarrow
84nationalisenationalitynationalnationwide, nationally
85observeobservationobservatory
86ownownershipown
87performperformanceperforming
88permitpermissionpermissible
89persuadepersuasionpersuasive
90pleasepleasurepleasant
91popularisepopularitypopularpopularly
92quickenquicknessquickquickly
93reddenrednessred
94saddensadnesssadsadly
95securesecuritysecuredsecurely
96seescenescenic
97seesightseen
98speedspeedspeedyspeedily
99whitenwhitenesswhite
100badnessbadbadly

反対語(対義語)とセットで覚えよう

セットで単語を覚える簡単に知識を増やしやすいです。

続いては、反対の意味と言葉を覚えましょう。

代表的なものを覚えておくとTOEICなどの試験対策にもなって、とてもお得です!

意味の補完/バイナリーペアの反対語

どちらか両極端しかない意味が対(ペア)になってるもので、間違いにくいです。

例)

  • Pass(合格) / Fail(不合格
  • Dead(死) / Alive(生)
  • True(正) / False(誤)

程度を評価する意味上の反対語

程度で評価できることの、両極端にある言葉です。

例)

  • Good(良い) / Bad(悪い)
  • Beautiful(美しい) / Ugly(みにくい)
  • Hot(暑い) / Cold(寒い)

関係性がお互いに逆の反対語

関係が反対になる2つの言葉です。

例)

  • Parent(親) / Child(子)
  • Buy(買う) / Sell(売る)
  • Push(押す) / Pull(引く)

接頭語のある反対語

次の接頭語は単語の先頭について、意味を否定する役割をします。

日本語で言うと「不」や「非」に相当します。

単語によって接頭語が変わるので、セットで覚えたいですね。

みさお

英語も漢字みたいにパーツが組み合わされています。

例)

  • dis-
    例)respect(敬意) / disrespect(無礼)
  • un-
    例)happy(幸せ) / unhappy(不幸せ)
  • in-
    例)visible (見える) / invisible (見えない)
  • im-
    例)perfect(完全な) / imperfect(不完全な)
  • il-
    例)legal(合法の) / illegal(非合法の)
  • ir-
    例)regular(規則的な) / irregular(不規則な)

例文で覚えるのが最強:理解を深くして覚える

単語を覚えるときに、いちばん気をつけたいことがあります。

英単語の意味を日本語で置き換えると、意味が狭まったたり、ニュアンスが違ったりします。

間違って覚えないためには、例文で覚えていくのが最強だと思います。

はな

背景やニュアンスまでわかるには
例文で覚えることね!

品詞が変わった時の使い方やニュアンスをまとめて覚えられる

ひとつの単語の意味は品詞が変わっても、基本があります。

ニュアンスは微妙に違ってくる場合がありますから、気をつけます。
例えば、形容詞が副詞になると、元の意味が弱まったりする場合があります。

使い方を例文で覚えると、理解を深めて、記憶に定着させます。

例1)
terrible(形容詞) 恐ろしい → terribly(副詞) ひどく、とても、とんでもなく
例文) The game is terribly fun. 
このゲームは、めちゃくちゃ面白い。

例2)
awful(形容詞) 恐ろしい/嫌な → awfully(副詞) ひどく、とても、非常に
例文)I’ve been awfully busy these days. 
私は最近ものすごく忙しい。

コロケーション(連語関係)が覚えられて自然な英語を身につけられる

コロケーションとは、文法用語で「連語関係」といって自然な語の組み合わせのことを言います。

日本語なら、「帽子をかぶる」と言いますが、「帽子を着る」とは言いません。


英語にもそういった自然な語の組み合わせがあります。

例文で英単語を例文で覚えると、連語関係、コロケーションも同時に覚えられるのがメリットです。

例)

  • I do my homework before dinner everyday. 
    * do homework [宿題をする]
  • My sister is making her bed quickly.  
    * make bed [ベッドを整える]
  • My husband has been asked to give a presentation about the work. 
    * give a presentation[プレゼンをする]
  • It rained heavily this morning.  
    * rain heavily[激しく雨が降る]

難しい英単語を覚えるコツはこれ: enthusiasmやpersuasiveも楽々

はな

難しい長い単語が覚えられない!

みさお

いくつかコツがあるよ。

enthusiasmとpersuasiveを例にとって、長くて難しい単語の覚え方のコツを考えてみます。

長い単語は確かに覚えにくいです。
馴染みのない単語は意味がイメージしにくいし記憶に定着しにくいです。

私は次の3つのポイントで覚えてきました。

長い英単語の覚え方

1. 発音を確認して口で覚える
2. 単語を分解して、語源などパーツの意味で理解を深めておく
3. やっぱり例文/品詞あわせて覚える

長くて難しい単語「enthisiasm」の覚え方

発音を確認して口で覚える

実際に発音を練習して口で覚えてしまうポイントは外せません。
一度覚えると忘れにくいですよ。

発音記号: ɪnˈθuːziːˌæzəm

  • 第1アクセントを意識する。
  • 母音の強い弱いを使い分ける。
  • アクセントのある子音をはっきりと発音する。

単語を分解して、語源などパーツの意味で理解を深めておく

enthusiasmは、日本語では「熱意/熱中/熱狂」の意味を持ちます。

ギリシャ語のentheosがその語源です。”en”は「内にある」という意味であり、”theos”は『神様』という意味です。
自分の中に神がいるという意味が、オリジナルにあるんですね。

やっぱり例文で覚える

意味をしっかり理解するには、例文で状況理解をするのがいちばんです。

enthusiasmは名詞なので、他の品詞もあわせて覚えます。

名詞 :enthusiasm [ɪnˈθuːziːˌæzəm]

意味)熱意/熱狂/熱中

例文) She has limitless energy and enthusiasm. 
彼女は無限のエネルギーと熱意を持っている。

形容詞 :enthusiastic [ɪnˌθuːziːˈæstɪk]

意味)熱心な/熱狂的な/熱烈な

例文) He was very enthusiastic about the idea of moving to Spain. 
彼はスペインへ引っ越すという考えにとても乗り気だった。

副詞 :enthusiastically [ɪnˌθuːziːˈæstɪkli]

意味)熱心に/熱狂的に/熱烈に

例文) We all clapped his dance performance enthusiastically.
私たちは皆、熱心に彼のダンスパフォーマンスに拍手した。

動詞 :enthuse [ɪnˈθuːz]

意味)
自動詞:熱心になる/熱狂する
他動詞:興味津々にさせる/熱狂させる

例文)They cannot enthuse the children with music.
彼らは音楽によって子供たちを熱狂させることができない。

長くて難しい単語「persuasive」の覚え方

発音を確認して口で覚える

「persuasive」の発音は、特に最初の「p」の音や、「sweɪ」という部分が難しいと感じる人もいるかもしれません。
何度も発音して徐々に慣れてください。

発音記号: pərˈsweɪsɪv

最初の音は「pər」という音で、続いて「sweɪsɪv」と続きます。アクセントは2番目の音節にあります。

(注意)
イギリス英語では、「pəˈsweɪsɪv」のように発音されます。アメリカ英語とは異なり、アクセントは1番目の音節にあります。

単語を分解して、語源などパーツの意味で理解を深めておく

「per」は完了の意味を持ち、「suasive」は「説得できる」という意味をもちます。

この2つの語を組み合わせると、「persuasive」つまり、「説得力のある」という意味になります。

やっぱり例文で覚える

persuasive(形容詞)の例文をくつか紹介します。

例文1

My friend’s persuasive explanation helped me understand the math problem.

友達の説得力のある説明によって、私はその数学の問題を理解することができた。

例文2

The teacher used a persuasive tone to encourage the students to participate in the class discussion.

先生は説得力のある口調で、生徒たちにクラスディスカッションに参加するように促した。

例文3

The salesperson’s persuasive pitch convinced me to buy the product.

営業員の説得力のあるプレゼンテーションによって、私はその製品を購入することになった。

まとめ

英単語を楽してたくさん覚えるためには、ひとつの単語に関係するものを、どんどん足していくのがおすすめです。

言葉は網の目のように、まるで意味のネットワークがはりめぐらされているようです。

ネットワークを自分の脳で広げるように単語を覚えていけば、生きた知識になり応用がききます。

品詞や、反対語のように、ある程度決まったルールがあるので、慣れるとどんどん楽になります。


暗記ものはしんどい、と思うときもありますが、覚えてしまうとリスニングにもスピーキングにも生きてきます。

もちろん、TOEICなどのテスト対策になることは言うまでもありません。


そのうちに、暗記するのが楽しくなってくるかもしれませんね。

私はけっこう暗記するのが好きです。

でも、面倒臭いのが大嫌いなので、書いて覚えたりしたことはありません。

だから、例文で自然に覚えるのをおすすめしたいです!


インプットや暗記は使うことを逆算で考えて、例文でニュアンスをつかむといいですね。

自分の脳に英単語のネットワークを作るつもりで、単語力アップにチャレンジしてみてください。

・単語の覚える時に脳にネットワークを張り巡らせる工夫をする。
・発音を確認して口で覚える。
・他の品詞をあわせて覚える。
・例文で理解を深めて、記憶に定着させる。

おわりに

みさお

語彙力があがったら
リスニング、スピーキング
全部の英語力が底上げされます!

toeicなどのスコアアップにもつながります。

単語を覚えるというハードルは高いです。
覚えてしまうと、基礎力がついてきます。
単語だけで覚えずに、例文でニュアンスをつかんで使ってみるのが一番のおすすめです。

自分に合った方法を見つけて取り組んでみてください。

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