英語がぺらぺらになって、旅行や出張で不自由なく会話したい、こんな夢をもって英語を勉強します。
でも、なかなか思うように、流暢(りゅうちょう)にならないで悩んでしまいます。
いくら勉強しても、英語がすらすら出てこないし、うまく通じないのは苦しいです。
実は私もその一人でした。
ある日、あることに気づいてから、スピーキングがあっという間にうまくなって、ほとんど困らなくなりました。
この記事では、私が英語をすらすらしゃべれるようになった「方法」についてお伝えしたいと思います。
この方法なら初心者から、スムーズに話せるようになります。
この記事はこんなお悩みの解決に役立ちます。
・単語はわかるが、文章でしゃべれない
・言いたい時に、さっと言葉が出てこない
・作文しようとして不自然な表現になりがちで、けっきょく通じない
言おうとしたときに英語が出てこないの…
初心者からできる裏技があるよ。
初心者から、英語がぺらぺらと話せる方法
初心者から部分ぺらぺらになれる
英語がぺらぺらと話せるようになるまで、何年ぐらい勉強すればいいのか恐ろしくなりますよね。
私は英語勉強おたくで、中学生のころから頑張って勉強していました。
勉強したらしゃべれるようになると思って、真面目に英語の勉強を続けました。
社会人になってから英検準1級、1級も取得しました。
でも、しゃべれませんでした。
めちゃめちゃ頑張ったのに…
ある日読んだ本に、ひとつのフレーズで色々表現できると書いてありました。
そのとき一つのフレーズでの展開が色々書いてありました。
ひとつのフレーズをいろんな場面で展開できる実践的なトレーニングをしたところ
すらすら英語が口から出てくるようになりました。
この方法で、あまり勉強していない韓国語では、初心者からすぐに言いたいことが言えるようになりました。
ひとつのフレーズを、どんどん展開して応用力をつけるのがコツです。
フレーズを体得していくと
初心者から、こなれた感じになれるわ!
部分ぺらぺらを目指そう!
ひとつのフレーズを展開して応用力/即戦力をつける
私がぺらぺらになるキッカケをつくってくれたフレーズを紹介します。
そのフレーズがこれ、 “May I have 〜?” です。
丁寧に何かを依頼するフレーズですので、TPOを選ばず使えます。
相手に良い印象を与えながらお願いできるので、ぜひ使いこなしたいフレーズです。
“〜, please.” よりずっと丁寧で正式な言い方になります。
10個ぐらい展開してみます。
May I have + 〜(ほしい物)?: 「〜をお願いできますか」
“May I have a coffee?”
「コーヒーをお願いします」
“May I have a blanket, please?”
「ブランケットをお願いできますか」
“May I have another piece of pie?”
「もう一切れパイをお願いします」
May I have one?
「ひとついただけますか?」
May I have + 〜(ほしい情報)?: 「〜をお願いできますか」
May I have your user name?
「あなたのユーザーネームをお願いします」
May I have your address, please?
「住所を教えていただけませんか?」
May I have + 〜(呼び出してほしい人)?: 「〜をお願いします」
May I have a Japanese speaker?
「日本語が話せる方をお願いします」
May I have the manager?
「マネージャーを呼んでくださいませんか?」
May I have + 〜(行動の内容)?: 「〜をお願いします」
May I have some help with this filing?
「このファイリングを手伝っていただけませんか」
May I have your attention, please?
「ご注目お願いします」
“May I have 〜?” まとめ
“May I have 〜?”は丁寧にお願いするときのフレーズで、TPOを選ばず使えます。
主なバリエーションをまとめます。
・May I have + 〜(ほしい物)?: 「〜をお願いできますか」
・May I have + 〜(ほしい情報)?: 「〜をお願いできますか/〜を教えてください」
・May I have + 〜(呼び出してほしい人)?: 「〜をお願いします/〜を呼んでください」
・May I have + 〜(行動の内容)?: 「〜をお願いします」
ひとつのフレーズで色々言えるのね!
簡単なので、言葉につまらず使えます!
ひとつのフレーズを極めると即戦力がつく
ひとつのフレーズを極めると、その日から「部分的なぺらぺら」になれます。
アウトプットをシンプルにすることで、確実に伝えられる効果があると思っています。
短期出張でいろんな国に行った時は、この方法でいろんな言語を話しました。
英語はすごく勉強していたのに、使うことを経験しなかったので、以前は話せませんでした。
簡単なフレーズを使いこなすように、自分でトレーニングするようになって、数ヶ月で話せるようになりました。
医療系の研修の通訳ができるまで、英語が話せるようになったキッカケです。
自然な表現のために、チャンクを意識する
ネーティブスピーカーは、この”May I have”のようなチャンクという意味のかたまりで話します。
チャンクは、意味をもつひとつのかたまり、パターンとして脳に蓄えられています。
チャンクは意味としても、音としても、ほとんど分けられない単位です。
話す方にも、聞く方にもチャンクは共通なので、コミュニケーションがスムーズになります。
それに対して、スピーキングのときに、毎回考えて作文をしていると言葉に詰まります。
それだけでなく、不自然な英語になって、意図が相手に通じないことがよくおこります。
私はチャンクを意識して、フレーズを展開して使っていく練習をしてから、発話がスムーズになりました。
通じなくて困ったことは、ほとんどありません。
チャンクを意識した学習で、持ち手数を増やそう
同じ教材で勉強しても意識の仕方によって、チャンクをしっかりと覚えられます。
音読やシャドーイング、リスニングをするときに、チャンクを意識すると
自分の持っているチャンク数が増えていきます。
チャンク数が増えると、その都度考え込まなくても言いたいことが言えるようになってきます。
どんどんチャンクの手数を増やして、いろんなことをスムーズに言えるように練習しましょう。
これなら飛行機の中で何か頼むのに
ハードルが下がるわ。
レベルが上がってから話すのではなく、今すぐ話すのがコツ
マスターするまで英語を話そうとしない考え方はまちがい
私が英語を話せなかった最大の理由は、「もっと上手くなってから話そう」と勘違いしてたことでした。
言語は実用的なスキルなので、「習ったらすぐに使う」が正解だったと思います。
マインドセットをどんどん使うように切り替えてからは、スピーキングが上達しました。
同じ方法で、出張前にいろんな外国語を少し勉強して使うようにして、カタコトでも楽しんでいます。
イタリアで、おじさんに道を聞いて、道を親切に教えてもらったうえに発音レッスンもしてもらいました。
習ってすぐでも、どんどん使うってコミュニケーションが成立させると、実践力が身に付きます。
仕事でプレゼンするなど、課題が難しい時はきっちり準備が必要ですが、
気楽に英語を使うマインドセットに切り替えていったほうが、お得になります。
フレーズ練習はスポーツでの基本練習/素振りのようなもの
フレーズについての知識を頭で覚えたところで、実践の場で言葉がすっと出てくるようにはなりません。
スピーキングは運動スキルといってもいいと思います。
何度でも声にだして、お手本の音源を真似て、違和感がなくなるまで練習します。
フレーズの練習は、単語ひとつでもいいから、バリエーションに対応できる応用力をつけるために
少し変化させて、どんどん練習します。
意識しなくても言葉がチャンクごとに勝手に出てくる段階になるまで、反復しましょう。
覚えたらすぐに使ってみてね。
確実に自分のものになるから。
チャンクを意識すると聞き手の負担を減らすことができる
実際に、チャンクを意識するようになってから、英語でのコミュニケーションで通じないで困ったことはありません。
チャンクを意識したスピーキングは、聞き手に親切なのです。
チャンクはネーティブが共通で持っているパターンなので、意味が瞬時に伝わります。
なので、言おうとしていることを、相手が予測しやすくなるのも、チャンクの良い点です。
聞き手側の、努力を減らして、コミュニケーションを成立しやすくします。
チャンクを使ってスピーキングしてみると、その威力がよくわかります。
通じなくて、気まずいのは嫌だもんね。
まとめ
この記事では、初心者から英語をぺらぺら話せるようになる方法を紹介しました。
長年、英語のスピーキングができなくて、悩んだ私が苦しんだ末にたどりついた解決策です。
あまりにも簡単で当たり前すぎますよね。
初心者の方だけでなく、スピーキングの苦手な中級者のかたにも、効き目があると思います。
スピーキングで悩んでいる全ての方に、試していただきたいです。
大事なことは、基本的なフレーズを展開してアウトプットする練習をすることです。
アウトプットはシンプルなほど、自分の脳の負担が減りますし、聞き手の努力を減らすことができます。
すごく通じやすくなるし、英語を話すのに心の余裕ができるようになります。
スピーキングは実践で磨きをかけるのが、いちばんの上達法だと思います。
リアルで英語を使う機会がなければ、オンライン英会話を利用したり、SNSでアウトプットしてみましょう。
ひとつずつ成功体験をして、自信をつけていけば学習は加速しますよ!