英単語の暗記は、やっぱり大事ですよね。
知らない単語は聞き取れないし、使うこともできません。
リスニングや会話のためにも、 TOEICなどの試験対策のためにも避けて通れません。
私自身は、めんどくさいことが大嫌いなので、できるだけ楽して覚えたいと思っていました。
この記事はこんな悩みの解決に役立ちます。
・英単語がどうしても覚えられず、苦労している。
・どうやって覚えたらいいのかもわからない。
・覚えようとするけど、毎回挫折してしまう。
なかなか単語が覚えられないわ
できるだけ楽して確実に覚えたいよね!
私のやってきた単語の覚え方、増やし方のポイントについてお伝えしたいと思います。
単語を覚える前に知ると得するポイント
単語を覚える前におさえておきたいポイントがあります。
ポイントを意識するだけで、同じ努力が何倍にもなって返ってきます。
このポイントを外すと、もったいない覚え方になるから
よく聞いてくださいね!
発音記号を確認する
正しい発音を確認して、正しい発音で単語を覚えましょう。
正しい発音で単語を覚えて語彙力をつけることが、リスニングやスピーキングの土台になります。
なぜ、発音記号で確認しないといけないのでしょうか?
ネーティブのお手本で確認しただけでは、自分の間違いに気づけないからなんです。
私たちは日本語の耳になっているので、日本語にない音は聞き分けができません。
“Hello”の、アメリカ式の発音記号は、“həˈloʊ”です。
カタカナで強引に書いてみると「ホロゥ」という感じでしょうか?
“həˈloʊ”の”əˈ“は『あいまい母音(シュワサウンド)』といって、アでもウでもオでもない
それこそ、”あいまい”な音なんです。
このように、自分の思っているのと、実際の音は違います。
日本語にない音は、脳で区別されないから
聞き分けできないのよ。
聞こえていた音と実際は違うのね。
私たちの脳に、『メンタル辞書(mental lexicon)』という言語データの蓄積があるそうです。
その音声のイメージが、日本語で作っているので、英語の実際の音とそもそも違っているのです。
すると、耳がいくら頑張っても正解に近づかないですよね。
発音を確認して、『メンタル辞書』に正しいデータをアップデートしていきましょう。
正しい発音を同時に身につける
発音記号と音を確認したところで、次のステップは実際に自分で正確に発音するよう練習します。
発音を練習するのは、口や舌の筋肉を動かすのですから、スポーツと一緒です。
何度もお手本の音を聞いて、正確に真似をします。
そっくりになるまで、何度も何度も練習します。
確認はレコーディングして、お手本と聴き比べをしてみてください。
すっごく嫌な経験かもしれませんが、効果は絶大です。
次の簡単な文章でトライしてみてください。
そっくりに発音するのは、なかなか難しいかもしれません。
Hello, I’m from Dallas, Texas.
həˈloʊ ˈaɪm frəm ˈdæləs ˈtɛksəs
スポーツの基礎練習と一緒で地味な作業なのです。
きちんとやっとくと、そのあとの伸びが違います!
例文をみて背景(文脈)を理解する
日本語でもひとつの単語でひとつの意味ではありませんから、広がりがあります。
日本語と英語を1対1の意味だけで覚えてしまうと誤解につながります。
例文と一緒に覚えておくと、ニュアンスも含めて正しく理解できます。
言葉には使われる背景(文脈:意味の流れや前後関係、話のすじ)で覚えるとわかりやすいです。
次の例をみてください。
Affiliation 提携/協力関係/所属
Sometime the affiliation between a sponsor company and an actor can be really close.
スポンサー企業と俳優の関係が非常に近いこともある。
What’s your political affiliation?
あなたはどの政党に所属していますか。
日本語の意味を呪文のように覚えると、覚えにくいですよね。
文章で覚えるとニュアンスや使い方もふくめて、頭に残ってきますね。
接頭辞と接尾辞を覚えて、単語の記憶を効率化
単語の前後にくっついて意味を加えるパーツがあります。
単語の前につくものが接頭辞【Prefix】、後ろにつくものを接尾辞【Suffix】と呼びます。
接頭辞は、意味を加えたり、変化させたりする役割を持つことが多いです。
日本語の「幸せ」「不幸せ」の「不」に対して、英語では”happy” “unhappy”の“un”が接頭辞です。
接尾辞は、意味を変えないで、品詞を変化させることが多いです。
“happy”「幸せな」に、“ly”という接尾辞をつけると、”happily”「幸せに」に変化します。
形容詞が“ly”という接尾辞をつけて、副詞に変わったのです。
接頭辞と接尾辞を知っていると、単語をひとつ覚える時に芋づる式で、周辺の単語も覚えることができます。
例はたくさんありますが、ここでは、紹介にとどめます。
覚えておいた方がいいものをピックアップして、また記事にしたいと思います。
すぐ勉強に取りかかれる準備が大事な理由
勉強に挫折しないように、準備することが大事です。
すぐ手元に勉強する道具や本があって、さっと取りかかれる状態にするのがポイントです。
子供だましのようですが、思い立ってから勉強にかかるまでの秒数が大切なのです。
特に私のように、3日坊主になりやすい人には、おすすめの対策です。
20秒ルールは先延ばしを防ぐ
勉強が継続できるかは、勉強に取りかかるまでの時間が決めてです。
『20秒ルール』という習慣づくりのための黄金ルールがあります。
このルールは心理学者エイカー博士の著書「幸福優位7つの法則」で発表されました。
人間は取りかかるまでに20秒以上かかる物事を先延ばしにする傾向があるそうです。
良い習慣のためには、20秒以内で取りかかれるようにして、抵抗をなくすといいのです。
20秒ルールで良い習慣づくり
勉強する道具や本が手元にあれば、5分や10分を有効活用することができます。
5分が毎日の習慣になれば、週に35分も勉強できます。
勉強が習慣化すれば、英単語などの記憶には絶大な効果があります。
良い習慣つくりのための20秒ルールのポイントは、
すぐ身近にあって勉強できること!
スマホならいつも手元にあるわ!
アイデア1: スマホアプリを使う。
英単語を覚える良いアプリがたくさんあります。
無料の優秀なアプリも多いです。
スマホは身近にあるので、すぐ勉強に取りかかれます。
アイデア2: スキマ時間に耳勉強をする。
音源をスマホなどに取り込みます。
通勤や家事などのスキマ時間に、英単語の音源を耳で聞きます。
アイデア3: 英単語帳や本をいつも持ち歩く
私は本の方が好きと言う方は、いつも手元において、すぐに見られるようにします。
持ち運びの良い英単語の本や単語帳を選ぶといいですね。
本で覚えるコツは、見るスピード感です。
同じところで止まらないで、次々見ながら思い出すようにすると覚えやすいです。
まとめ
この記事では、単語をできるだけ楽して確実に覚えるためのポイントについて書きました。
同じ時間や努力を使うなら、あとあと実になる覚え方をすると、実力がついてきます。
正しい単語の知識はリスニングとスピーキングの両方で威力を発揮することになります。
覚える時は、知識として覚えるだけなく、口に出して練習することで運動スキルとして覚えてくださいね。
口に出して、すらすらと違和感がないところまでになると、確実に使える語彙力になっています。
私のように、サボりやすい人は、スキマ時間をうまく使うように工夫してください。
『20秒ルール』は、相当おすすめです。ぜひ試してくださいね。
今度こそ、あきらめない!
みなさんの単語力アップを心から応援しています。